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地域農業知って 児童に出前授業 新潟・JAみなみ魚沼

 【新潟・みなみ魚沼】JAみなみ魚沼営農部営農指導課は、南魚沼市立おおまき小学校に出前授業に訪れた。児童にJAの取り組みや地域農業について知ってもらうのが目的。

 同校5年生は社会科の授業で、日本の食料生産へ理解を深めようと5月に田植え体験をした。同校は農業全体を知ることが必要と考え、JAに出前授業を依頼した。

 同課の石田良美さんがJAの概要や役割、JA管内の農産物について説明した。JA管内では、米のトップブランドとして南魚沼産コシヒカリが全国でも有名だが、「八色西瓜(すいか)」や「八色しいたけ」、ユリなど園芸品目も数多く生産していることを紹介。「学校給食や家庭で南魚沼産コシヒカリを食べることができる恵まれた環境だ」と話すと、児童は驚いていた。

 近年の農業機械の進歩として、無人田植え機の実用化やドローンによる種もみの播種(はしゅ)や肥料農薬の散布などを紹介。児童は熱心に耳を傾け、質問をして理解を深めた。

 石田さんは「スーパーで見かける野菜の産地や稲の成長など、身の回りにある農産物に少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。

写真説明=質問をして理解を深める児童ら(新潟県南魚沼市で)

R5.8.2 日本農業新聞掲載記事

JAみなみ魚沼

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