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水稲 高品質へ中干し指導 10アール収量向上めざす
JAえちご上越

 【えちご上越】JAえちご上越は21日まで、2023年度の「えちご上越米」の中干し現地指導会を、130を超える会場で開いている。最重要課題として品質回復と、10アール当たり収量15キロアップを目指す。

 「コシヒカリ」や「つきあかり」「みずほの輝き」など品種ごとに、適期中干しによる生育調整と今後の的確な穂肥施用に向けて技術指導をする。

 JAが開発した中干し開始時期を簡易診断できる「高品質米生産コシヒカリスケール」を活用。品質回復と10アール当たり収量15キロアップへ、農家とJAが一丸で取り組む。

 6月上旬には、上越市大島区で現地指導会を開催。農家と一緒に「コシヒカリ」の草丈や茎数、葉数を数えて生育状況を確認した。

 JAの営農指導員は「田植え後25日を目安に生育調査をし、遅れずに中干しを始めてほしい。中干しや溝切りなど、一つ一つの管理が高品質米生産に直結する」と強調。稲の下位節間の伸長抑制で倒伏を軽減するよう呼びかけた。参加者は中干し期間中の除草法や、効果的な除草剤の使い方について質問をしていた。

 JAは管内80カ所に「生育調査圃(ほ)」を設けて定期的に調査をし、生育状況に応じて効果的な指導に努めている。

写真説明=営農指導員の話に熱心に耳を傾ける参加者(新潟県上越市で)

R5.6.21 日本農業新聞掲載記事

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