JAえちご中越は5月上旬、長岡市のJA中之島予冷センターで、ニラの出荷本格化へ向けて目合わせ会を開いた。生産者やJA職員、県普及指導センター、見附市の職員、市場関係者らが参加。収穫のポイントや出荷時の注意点などを確認した。
2023年度、管内の見附地区では、25人が約4ヘクタールで栽培する。出荷ピークは5月下旬から6月中旬で、ピーク時の出荷量は日量約600キロでJA全体では総出荷量60トンを見込む。
主な品種は「タフボーイ」と「パワフルグリーンベルト」。ニラは同一株から年4、5回収穫することができ、出荷は10月まで行う予定だ。
目合わせ会では、JAの担当職員が出荷規格や収穫、調製作業の方法を説明した。
県普及指導センターの担当者は管理の注意点を解説。「平年より早い時期から病虫害が発生している。予防を徹底して、適切な圃場(ほじょう)の管理をしてほしい」と呼びかけた。現物による目合わせもし、参加者は品質や出荷規格を確認した。
会の終了後には見附市内の圃場を巡回。生育状況や品質について、情報交換をした。
圃場でニラの生育状況を確認する生産者(新潟県見附市で)
R5.5.19 日本農業新聞掲載記事
JAえちご中越