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出荷300トン見込む JAにいがた南蒲天果糖逸協議会

 JAにいがた南蒲管内で、特産の桃の出荷が最盛期を迎えている。三条市、加茂市、田上町からJA須田選果場(加茂市)に集約し、選果する。2022年産は梅雨明けが早く降水量が少なかった影響で小ぶり傾向だが、日照時間が多かったため甘味が凝縮した仕上がりとなった。

 18日からは中生品種「日の出」「あかつき」の出荷が始まり、約540ケース(1ケース5キロ換算)、2・7トンほどが持ち込まれた。同日の平均糖度は「日の出」が13・6、「あかつき」が14・5と、両品種とも特秀品の基準糖度の13・5を上回る甘さだ。

 選果場では、作業員による目視で傷や病気の有無を確認。その後、光センサーで糖度や熟度を測定し、規格ごとに選別する。選別された桃は手作業で箱詰めをする。

 JA天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協議会は、桃部会の約200人が約48ヘクタールで栽培。7月下旬から盆にかけて主力品種「まさひめ」「なつっこ」「なつおとめ」、その後は晩生品種「川中島白桃」などをリレーしながら、9月下旬までに約300トンの出荷を見込む。県内4市場と県外2市場に出荷し、7割以上が県内で消費される。

 伊丹芳彰部会長は「自分へのご褒美や大切な人に贈るなどで、旬の短い桃を楽しんでもらいたい」と述べた。志田洋一副部会長は「甘く仕上がっているので、そのまま味わってほしい」と話した。

 

甘く仕上がった桃を紹介する伊丹部会長㊨と志田副部会長(新潟県加茂市で)

 

R4.7.20日本農業新聞掲載記事
JAにいがた南蒲

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