中央会とは、地域農業の振興、農業協同組合運動の発展及び会員の健全な発達に貢献することを目的に、農業協同組合法にもとづいて設立されたJAの機関です。
JA新潟中央会は新潟県内の8JAや連合会(JAバンク新潟県信連、JA新潟厚生連、JA全農にいがた、JA共済連新潟)などを会員として、農政活動、農業振興、法務・会計・労務などの経営支援、教育、高齢者福祉対策、広報など県内JAグループの代表・総合調整機関として、多様な事業に取り組んでいます。
JA新潟中央会はJAグループ新潟のリーダー的な役割を担っており、本県農業の発展と安心して暮せる豊かな地域社会づくりをめざしています。
SDGs(持続可能な開発目標)は、貧困や飢餓、気候変動など世界が直面する地球規模でのさまざまな課題解決を図る観点から、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までの国際的な取組目標です。17の目標と169のターゲットで構成され、「誰一人取り残さない」ことを理念としています。
SDGsの達成に向けて、「一人は万人のために、万人は一人のために」の精神をもつ協同組合の果たす役割に期待が寄せられるなか、JAグループ新潟は「JAグループ新潟におけるSDGsの取り組みについて」を策定し、「不断の自己改革」やJA新潟県大会決議の実践を含む各JAの事業・活動を通じて、SDGsの達成に貢献していくこととしています。
県農業再生協議会の一員として、県域における水田収益力強化ビジョンや生産目標について、JAグループの意見反映を図るとともに、各地域における需要に応じた生産が進むよう、行政やJA全農にいがたなどと連携して取り組みます。
営農指導員等資格取得制度の普及を通じて、地域における話し合いや農業経営支援の取り組みを担える指導員を育成します。また、JAと連携して、法人の設立・運営支援、事業承継支援活動など、担い手経営体への支援を行います。
関係法令やGAPにかかる研修・情報提供、GAP実践指導者の育成等を行い、JAの取り組みを促進・支援します。JA生産部会等がGAP第三者認証を取得する際のアドバイス・支援を行います。また、グリーンハーベスター農場評価制度(GH評価制度)の普及推進にも取り組んでいます。
JAにおける食農教育で、米・ごはん、旬の農産物の価値について、子どもや子育て中の親世代などに伝えていきます。食農教育を充実させるため、JAで活用できる参考資料や資材を提供し、個別相談対応を行います。また、JA起点の協同活動の着実な実践に向け、県域での具体的な取り組み提案や事例紹介、個別相談対応を継続します。