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新潟県内農業ニュース

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「村上茶」ブランド守れ/建設会社が法人設立し農家と連携/規模拡大で復活を/新潟県村上市
2013.01.16

新潟県村上市で、「村上茶」の復活をかけた取り組みが始まっている。建設会社が3年前に農業法人アイグリーンを設立。茶葉の生産に乗り出し、今年から本格的な生産を迎える。同法人専務の尾形修平さん(53)は「このままでは400年の伝統がある『村上茶』がなくなる」と危機感を強めており、若手生産者2人とスクラムを組み、産地復活を誓う。  「村上茶」は雪国系統の在来種が中心で、雪に強く、渋みの少ない上品なお茶として評価され、〝北限の茶どころ〟としても知られる。茶の生産から販売まで、農家が自己完結する形で経営が行われ、全盛期には650㌶の栽培を誇り、重要な地場産業だった。現在は25㌶まで激減。市内にある13戸の茶舗も高齢化が進み、後継者不足で耕作放棄も出かねない状況だ。  「耕作放棄地を何とかしたい」と考えていた尾形専務は、「建設業がお茶の生産ができないか」と、3年前に国土交通省の「建設業振興基金補助事業」を活用し、「村上茶」のポスターやパンフレットを制作、茶業界参入に名乗りを挙げた。  尾形専務は、お茶の生産と建設業の労力の点での相性の良さにも着目する。建設業は、行政の予算の執行などの影響もあり、多くの事業実施が6月以降になるため、年度末から6月までは仕事が少ない時期に当たる。一方、茶生産は4~6月は繁忙期で、「従業員を振り向けられる」(尾形専務)と期待する。  大型の収穫機械を導入し、作業効率のアップを図る他、在来種だけでなく「やぶきた」などの収量の高い品種の導入も進める。静岡県からコンサルタントを招き、土壌分析、施肥技術の改良で品質向上に取り組む。  尾形専務は「JAS法(農林規格)の表示問題もあり、ブランド維持には地元産の茶葉生産が避けて通れない。茶畑面積を100㌶以上に回復し、『北限の茶どころ』の名を守っていきたい」と、気を引き締める。  生産・販売に取り組む若手経営者の一人、茶舗「冨士美園」の飯島剛志さん(37)も「名前だけのブランドではなく、名実ともに備わった『村上茶』産地に生まれ変わるチャンスにしたい」と、意欲を示す。

写真=植えて3年目の「やぶきた」種。機械化に対応した畝幅1・8㍍で植栽し、「雪国に根付き、北限の茶どころを守り・維持していきたい」との期待を背負う

メモ 「村上茶」 「村上は アヨーイサ よい茶の出どこ 娘やりたや ソーリャお茶摘みに(村上甚句)」と、歌われた産地。経済的な栽培の北限。雪国なので葉の炭酸同化作用が穏やかで茶の渋みのもとのタンニンが少なく、甘みが生まれる。自家採種を繰り返してきた結果、寒冷地向きの混合種となった。

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