「ル レクチエ」販売解禁! 【JA新潟みらい】
2019.11.25
芳醇な香りととろけるような食感が特徴の西洋梨「ル レクチエ」が21日、販売解禁日(プリムール)を迎えた。同日、新潟市江南区の新潟市中央卸売市場には11トンが入荷。初せりに掛けられ、おおむね平年並みの値がついた。同日から県内の小売店などに並ぶ。出荷は来月下旬まで続き、昨年を上回る817トンの出荷を見込む。
昨年は夏の酷暑や台風の影響により小玉傾向で出荷量が平年を下回ったが、今年産は玉肥大が順調に進み、1玉400グラム前後が中心で大玉傾向となった。果汁も多く糖度も高く仕上がっている。
初せり前にはJA全農にいがたと新潟みらい、越後中央、佐渡、羽茂、にいがた南蒲の5JAの生産代表や担当者らがあいさつし、試食宣伝を行った。試食した仲卸業者らは「甘くておいしい」「柔らかい」などと産地ごとの食味を確かめていた。
JA新潟みらいしろね果樹部会西洋なし専門部の小柳真一専門部長は「台風の影響で1割程度の落果もあったが、昨年を上回る出荷量を見込んでいる。生産者が丹精して作った『ル レクチエ』をおいしく食べてほしい」と話した。
今後、全農にいがたはブランドイメージの維持向上のため、県内外で積極的な宣伝販促活動を行う。
産地ごとの食味を確かめる仲卸業者ら